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会社を経営していく中で、必ず起こり得るのが資金繰りにまつわるトラブル。

売掛金の回収や買掛金の支払い遅れなど資金繰りにまつわるトラブルが続くようなら、資金繰り表を作成・見直す事で改善の効果が期待できるかもしれません。

ここでは資金繰り表の作り方、そしてテンプレートの活用方法などをご紹介しています。現在資金繰りに悩んでいるという方は、是非ともチェックしてみてはいかがでしょうか。

取り急ぎ、資金繰り用のエクセルテンプレートをダウンロードしたい場合はこちらよりどうぞ。

★「biz ocean 資金繰り表のテンプレート」

https://www.bizocean.jp/doc/category/67/

★「肥後銀行 資金繰り表簡易作成ツール」

http://www.higobank.co.jp/corporate/tool.html

★「日本政策金融公庫 当事業へのご連絡、ご依頼の書式について」

https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_chusho.html

資金繰り表の重要性

経営を行っていく上で、資金繰りの管理は非常に重要なものです。

一度でも資金繰りが滞ってしまえば、仕入が出来なくなったり、買掛金の支払いが遅れてしまったりといった事態だけでなく最悪の場合利益が出ているのに倒産してしまう「黒字倒産」の危険性も高まるでしょう。

黒字倒産に陥らないためにも、日々の事業活動に必要な資金を把握する事は必要不可欠な事なのです。

・資金繰り表とは?

資金繰りとは、日・年・月などの一定の期間内で資金の流れを把握する事です。資金の流れとはすなわち収入と支出の事であり、この過不足を明らかにする事が資金繰りの最大の目的となります。

これらを記録するものを資金繰り表というわけです。

ちなみに会計期間ごとに営業活動・投資活動・財務活動を記録するキャッシュフロー計算書と同じようなものとして扱うサイトなども見かけますが、キャッシュフロー計算書=過去の情報・資金繰り表=未来の情報という点で大きな違いがあります。

・資金繰り表はなぜ必要なのか?

上記でご説明した通り、資金繰り表は企業の一定期間の資金の流れを詳細に把握するために用いられるものです。

あらかじめ資金が不足する事を予測出来れば、早めに融資を検討する事をはじめ様々な対処を行う事が出来ます。

例え十分な資金があるにしても、精神的な余裕・先行投資など資金繰り表を作成しておく事で得られるメリットは非常に多いものです。

資金繰り表には3つの種類がある!

資金繰り表は用途に合わせて大きく「1か月ごとに管理」「1日ごとに管理」「キャッシュフロー計算書を元にして管理」という3つの種類に分ける事が出来ます。

他にも年間や週管理、過去の資金繰り表というものもありますが、ここでは省略していますのでご了承ください。

・月次資金繰り表

資金繰り表の中で最も一般的なのが、資金の流れを1か月ごとに管理するこの月次資金繰り表です。月次資金繰り表を作成すれば、今後1か月間の資金の流れや過不足等を詳細に把握する事が出来ます。

資金繰り表の作成は今後の資金の流れを詳細に予測する事が目的であり、必ずしも資金繰り表通りになるわけではありません。

しかし、売掛金の回収や買掛金の支払いなどは1か月程度としている企業が多いでしょうから、月次試算表を用いる事でほぼ100%に近い予測を立てる事が可能ではないでしょうか。

・日繰り表

1か月ごとの月次資金繰り表に対し、1日ごとに資金の流れを記録していくのが日繰り表です。

こちらは1か月ごとの資金繰りでは追い付かないほど資金が不足してしまっている企業などが使用すると有用でしょう。

日繰り表はより確実に資金の流れを把握したい場合の他、売上の入金と代金の支払いに期間が空いている場合などに効果的です。

・キャッシュフロー計算書を元にした資金繰り表

上記で「資金繰り表とキャッシュフロー計算書」は別物であるとご説明させて頂きました。

しかし、資金繰り表を作る際にキャッシュフロー計算書の「営業活動・投資活動・財務活動」という区分の仕方は大変参考になります。

資金繰り表を「営業収支・投資収支・財務収支」に分ける事で、資金繰りの問題点がより見つけやすくなります。

事業での収支が営業収支、機械や設備投資・資産の売却などが投資収支、資金の借り入れや返済が財務収支となりますので覚えておきましょう。

エクセルで資金繰り表を作ろう

資金繰り表は企業の資金を把握する事のほか、融資の際に金融機関や事業者に提出する事もある書類です。

しっかりとした資金繰り表を作成していないという事は、つまり資金がどれだけ不足しているのか理解できていないという事になるでしょう。

このような状態ですと金融機関や事業者に具体的な説明をする事が難しく、融資が受けにくくなるのは間違いありません。

ここでは、実際に資金繰り表を作る際に確認するべきポイントをご説明させて頂きます。

・資金繰り表は3つのステップで作成する
資金繰り表作りは非常に重要なものですが、あくまで予測的なものと考えればそれほど悩む必要はないのではないでしょうか。

1日~1か月程度ならば必要な情報は揃っているはずですし、逆に1年ほどの長期間であればほどほどでも問題ありません。

実際に資金繰り表作りは主に下記の3つのポイントで進めていきます。

  1. 表を作成する
  2. 金額を入力する
  3. 計算を行う

表の作成では、月初め(始業時)と月末(終業時)の残高、支出や収入の項目を作成します。

後は金額を入力し、月初め(始業時)の残高から支出や収入を合わせてと月末(終業時)を求めるだけです。

ここでは簡単にご説明させて頂きましたが、言葉だけでは分かりにくいかと思いますので下記のテンプレートなどを参考にするのが良いでしょう。

・時間軸は自社の状況に合わせて変えよう

1日・1週間・1か月・3か月・1年など、資金繰り表には様々なパターンが存在します。

初めて資金繰り表を作成するならまずは最もメジャーと言える1か月形式を用いるのが無難ですが、この形式は自社の状況に合わせて適切に変えていくのが望ましいと言えます。

例えば、資金が常に不足している企業などは1か月よりも短い1日・1週間単位での資金繰り表を使うのが効果的です。

ただし、期間が短くなるほど作成に手間がかかるというデメリットも存在します。最終的には、資金が不足しない事が一番の目的だと覚えておきましょう。

・資金繰り表の作成が最初の1歩!

完璧な資金繰り表を作成したからと言って、それだけでは当然資金繰りの改善には繋がらないでしょう。

作成した資金繰り表を元にして売掛金や買掛金が期日までに入金・支払が行えているかを確認し、資金の管理を行う事が資金繰り表の目的だからです。

これらの情報を管理するとともに、常に資金繰り表を最新の情報に更新する事も必要不可欠だと言えます。

早い段階で資金が不足する事が分かれば、慌てずに対処する事が可能なのです。

エクセルを活用した資金繰り表のテンプレート

テンプレートとして配布されている資金繰り表をいくつかご紹介したいと思います。

資金繰り表はテンプレートを無料で配布しているサイトbizoceanをはじめ、銀行や日本政策金融公庫のホームページなど様々な場所で入手する事が出来ます。

種類も非常に豊富ですので、逆に多すぎてどれを選べばよいか分からないという方も多いはずです。

資金繰り表のテンプレートを活用する際は、先にご紹介した時系列で選ぶのも悪くありません。

また、ダウンロードしたテンプレートを自社用に作り変えて使用するのも効果的でしょう。

本記事内で何度もご説明させて頂いた「自社に合った資金繰り表」の他、最終的には融資を申し込む金融機関・事業者が推奨している書式を選ぶのがベストです。

「biz ocean 資金繰り表のテンプレート」 https://www.bizocean.jp/doc/category/67/
「肥後銀行 資金繰り表簡易作成ツール」 http://www.higobank.co.jp/corporate/tool.html
「日本政策金融公庫 当事業へのご連絡、ご依頼の書式について」 https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_chusho.html

【まとめ】資金繰り表を最大限活用して、資金不足を回避

いかがだったでしょうか。

今回は資金繰り表の作成の仕方、そしてエクセル形式のテンプレートなどをご紹介させて頂きました。

正確な資金繰り表を作成し、資金をしっかりと把握する事は将来的には事業・会社の成長へと繋げる事が出来ます。

自社に合った資金繰り表を作成し、資金不足の悩みを軽減できるようにしてはいかがでしょうか。

 

※資金繰りや資金調達関係で参考になるサイトがあります。

こちら→https://shikinguide.com/guide